対戦会と交流会の狭間

この記事を読んでかなり興味深いなって思ったので自分なりの考え

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まず初めに、中身云々の前にこの記事を書いた人は素晴らしいと思います。
オフ運営をしていて、具体的に意見をしてくれる方の多くは、そのオフ会に何度も参加してくれている方が多く、つまりそのオフ会の考え方や運営などに対してある程度の共感をしてくれる方ととれるので、初参加者(別の言い方をしたら運営と離れた人)が運営方法に意見を言うことはよりよいオフ運営をするために貴重な考えをくれたと思うからです。
 
中身についての前に、僕はアリーナオフの運営では無いので、アリーナオフの運営陣がどのような意図でイベントなどを設定したのか等細かい事は分からないです。
アリーナオフの予選落ち者を対象にフリー対戦イベントがあって、そこでは参加者同士の交流を目的として対戦する場所を提供していたそうです。
 
これに関して、上記ブログでは
実際サブイベントの内容としては、フリーで対戦する場所を提供するのみでした。「参加者同士の交流」というざっくりした目的に対して、運営スタッフ側がどこまで具体的に実現案を練っていたか(もしくは、どんな状態を実現したかったか)は直接考えを聞くことができなかった為、分かりませんが、個人的にはかなり考慮不足だと思います。(中略)
”ゲームをする場所を提供する”だけという発想に留まらなかったのではないかと。
自分がここのオフの運営だったら、「サブイベント」と名言までせずに、予選落ちした人は決勝トナメの邪魔にならないところで自由に対戦なり交流なりしてて下さい。と言っておくだけだと思います。
しかし、関東のオフでは予選落ちしたら帰る人も多いので、アリーナオフのようにイベントととして名言しておくのも良いと思います。
ここに関して、上記ブログの筆者は具体的な案として
・ある程度、半強制で参加させる
⇒参加するモチベとなるものを取り入れる
⇒敗者復活リーグとして争わせる
・対戦スピード・マッチングスピードを上げる
⇒イベントとしての時間制限を組み込む
⇒制限時間内の勝ち数で競う
・コミュニケーションを取る時間を多く作る
⇒対戦者同士の話題を事前に準備する
⇒アンケート形式の質問集に各自回答しておき、それに準じてコミュニケーションを進める。

 

等を挙げています。どれも具体的に示されてて、考えられてると思います。
しかし、アリーナオフはバトルロードグロリアの関東予選ということで、オフ運営の方々は大会を成功させるために尽力されているのではないでしょうか?
大人数をさばいて大会を成功させるのは多くの要素について考え、対応する必要があります。実際、今回のアリーナオフではTODの裁定に関してトラブルが起こったりと準備をしているのに関わらず面倒なことになってしまったみたいです。
あくまでも対戦会を成功させる事が第一であり、言い方が悪いですが、負けた人に構う余裕は無いと思います。
だからといって、オフが交流の場であることは確かであり、予選落ちした人に対して対戦を通じて交流する場を設けたことを通じて、サブイベントに少しでも興味を持った人同士が交流出来る場を作った運営に感謝するべきではないのでしょうか?上記にも書きましたが、関東のオフでは予選落ちしたら帰る人が多いので、なおさらこのありがたみを感じられると思います。
 
しかし、対戦会をメインとしたオフではなく、交流会をメインとしたオフ会では非常にいいアイデアが詰まってると思います。
特に事前にアンケートをとって、そのアンケート結果を共有して話のネタにして交流するというのは、かなり参考になるなって思います。
自分がオフ会で仲良くなった人には、ポケモン以外の趣味が同じだったからって事もありますし、大々的にアンケートにしなくても、名札に趣味を書く欄があったりすると、話のネタになるんじゃないかなって思いました。
 
 
次に対戦以外について書いてありました。
 
昼飯やイベント後の晩飯(飲み会)について、ある程度のアテンドがあっても良いのではと思いました。
・せっかく同じブロックになった
・せっかく対戦をとおして知り合いになった
にも係わらず、それを考慮せず、イベント時間を過ごさせるのはもったいないかと(休憩時間くらい休憩したい、楽しみたいという運営スタッフ側の意見は一旦置いておいた上で書いてます)。
特にオフ初参加者にとって、昼休憩をどう過ごせばよいかのアナウンスもないまま放り出されて困った人も多いかと思います(昼飯くらい勝手に食え、という意見も一旦置いております)。
イベントとして昼休憩を設ける時間設定としている以上、何か考慮があっても良いのではと感じました。

 

 
これに関しては、うーん…と思いますね。ブログ筆者は具体的な案として
・ブロック毎に昼飯を食べてくださいのアナウンスをする
・ブロック毎に一旦集合して、対戦の観戦しましょうのアナウンスをする
・ブロック毎に飲み会に行ってくださいのアナウンスをする
尚、上述全ての末尾に(強制とは言ってない)が付きます。

 

 
これに関しては、オフ会にはネットで仲良くなった人に久々に会って遊びたいって人もいますし、友達と遊びに来たからそいつと飯を食いたいって人もいます。現にオフ会に行くと「○○さん久々やん~前の○○オフ以来だよね~」とか「○○さんあの話聞きたいから昼行こう~~」とかをよく耳にします。
オフ主催は対戦会という場を作って、その場を通じて参加者は交流するべきだと考え、細かい人間関係に入り込むのはやり過ぎだなって思います。
 
 
最後に待機時間に関して書いてありましたが、僕がアリーナオフに行ってないので、どのような待機時間があったのか分からないんで、あまり深くは書きませんが、アリーナオフの募集要項にはタイムスケジュールが書いてあるので、それに従ってて待機時間が長いなら、次回以降運営は時間の見積もりを変えてもいいでしょうし、こういった待機時間を使って近くにいる人と話すなど出来たのでないかなって思います。
 
 
ブログを読んで、オフを主催する身として考えたことがたくさんあったのでまとめたのですが、個人的にオフ主催はオフ・対戦会・イベントなどの場を設定する人間であり、参加者1人1人の接待をする人間ではありません。新規オフ参加者が定着して何度も来てくれるのは大変嬉しいことで、僕も前回来た人がまた来るとなると凄く嬉しいですが、運営する側にもできることは限られてますし、参加者間の交流に関してはあくまでも個人がすることだと思います。極端な話、僕はオフ主催は対戦会をするだけで交流に関してノータッチでもいいと思います。ただ、それだと面白くないから2次会開いたりする人が多いんじゃないかなって思いますし、僕もそうですけど。
 
最後に、こういった記事が出てくることは運営する身として考えてなかった部分が出てくるので非常にいいことだと思います。参加者からの要望を見て、運営がいいなって思った部分を吸い上げていくことで、よりよいオフが作られていくのではないかと思います。